2025年サマースクール特集 (2)8月のプログラム(イギリス特集)申込中!

こんにちは、ワーキングマザーのための受験留学アドバイザー・喜連川綾乃です。
2025年のサマースクールの申込が始まっています!前回のカナダに続いて、日本の夏休みに参加できる7月末から8月に開催されるイギリスのサマースクールを特集してご紹介します。(アメリカのサマースクールは6月末か7月開始になります)
今回はイギリスのEnglish Immersionプログラムをご紹介します。
開成でも実績のあるプログラムで、私が運営側にも直接会ったり、メールでヒアリング取材しました。
また、高校生であればサマースクールの内容・目的によっては、「トビタテ!留学JAPAN」の奨学金も申請できますので、学校側に個別に照会して検討してみてください。
イギリスのサマースクールの特長
多国籍を確保
クラスや寮の部屋は国籍に配慮してよくコントロールされます。
午前中のESL授業の他、午後や週末は楽しい活動があり、初めてでも楽しみながら海外の生活に慣れることができます。日本人生徒もいますので、不安感はありません。
手続きが簡単で、ご家庭で申込が可能です。
英語力はCEFR基準で判定
イギリスのサマースクールの英語力の判定では、国際標準規格のCEFRを用います。日本でおなじみの英検各級の合格ラインとの相関関係は以下のとおりです。
実用英語技能検定の各級の合格ライン | CEFRレベル |
3級 | A1 |
準2級 | A2最低レベル |
2級 | B1最低レベル |
準1級 | B2最低レベル |
1級 | C1最低レベル |
詳細は以下の英検のページを参照ください
サマープログラム(イギリス)
- TASIS ENGLAND Summer Program(イギリスロンドン近郊)
- Whitgift Summer School, Intensive General English programme (イギリスロンドン近郊)
- すべて空港からの送迎完備で単身渡航で受入れ可能。
TASIS ENGLAND Summer Program
スイスに本拠を置くインターナショナルスクールのイギリス校。ヨーロッパならではの他国籍文化が特徴で、50か国以上から参加します。
https://www.tasisengland.org/summer-program
プログラム紹介
- 日程:7/14(月)~8/2(土)3週間コース
- 対象:11~17歳
- コース内容:メインコース1科目(英語他)の他、選択コース1科目※(グラフィックデザイン、ダンス、ロボティックスなど)※選択には英語力が必要となる
- 費用:6,360ポンド
TASIS担当者にヒアリング
A:TASISサマープログラムは、単なる英語学習コースにとどまらない点で特別です。私たちは、多様な興味に応える幅広いエンリッチメントコースを提供しています。英語レベルがB1以上の生徒は、ファッション&テキスタイルデザイン、エンジニアリング、写真撮影など、自分の関心に合ったコースを選択することができます。また、校内の寮に宿泊することで、実際のボーディングスクール生活を体験でき、1年間の通学をイメージする良い機会となります。
Q:日本人の中高生はプログラムを楽しんでいますか?また、英語力は向上するとお考えですか?
A:もちろんです!私たちは世界中からの生徒を受け入れており、皆このプログラムを楽しんでいます。昨夏は50を超える国籍の生徒が参加し、その中には15人の日本人学生もいました。授業はすべて英語で行われ、寮では異なる国籍の生徒を一緒にする方針を採用しており、英語を話し、新しい友達を作り、お互いの文化を学ぶことを奨励しています。このような環境により、生徒たちは英語力を大きく向上させています。
Q:申込プロセスについてですが、申込フォーム以外に、成績、作文、推薦状などの追加書類は必要ですか?
A:いいえ、必要なのはオンライン申込フォームだけです。ビザが必要な生徒には、申請に必要なサポートレターをこちらで発行します。また、生徒のパスポートのコピーを提出いただく必要があります。
アドミッションディレクターのジョシュア・クラークさん。11月24日に東京でお会いしてお話を聞きました。

Whitgift Summer School, Intensive General English programme
13歳以下のロウア―スクールと14歳以上のアッパースクールがあります。2週間から参加が可能。最大の特長は「アンバサダー」と称するWhitgift本校のイギリス人生徒が参画しており、つながりを持てることです。実際の参加者情報を得ましたが、大変に楽しかったそうです。
https://www.whitgift.co.uk/summer-school
プログラム紹介
- 日程と費用:2週間コース7/20(日)~8/3(日) 3,900ポンド、3週間コース7/27(日)~8/17(日) 5,600ポンド、4週間コース7/20(日)~8/17(日) 7,000ポンド
- 対象:11~17歳
A: 当校のサマースクールでは、3つのコースを提供しており、すべてそのスコアに適した内容です。1つは「集中一般英語コース」で、B2またはC1レベルの学生も参加しており、スピーキングの力を試されたい学生に適しています。さらに、私たちは数少ないサマースクールの一つで、英国の学生、特に常時Whitgift SchoolやCroydon High Schoolに通う生徒との交流の時間を提供しています。これらの学生アンバサダーは、コースに関係なく、午後のプロジェクトベースの授業や夜のアクティビティに参加します。
Q: プログラム中に保護者が同行する必要はありますか?
A: 非 residential(通学生)の学生の場合のみ必要です。通学生でない場合は、保護者が同行することがありますが、私たちの施設には滞在しません。
Q: 学生はエージェントの助けを借りずに直接申込むことができますか?その場合、申込期限はいつですか?
A: はい、申込フォームは保護者とエージェントの両方が使用できるものです。同じフォームを使用します。このフォームは「Whitgift Short Courses」にて予約ができます。
Q: 申込フォーム以外に提出が必要な書類(成績表や推薦状など)はありますか?
A: いいえ、必要ありません。
Q: もし学生が13歳以下の場合、サマースクールではどの学校に所属しますか?
A: 13歳以下の学生は、サマースクールではローワースクールに所属します。14歳以上の場合は、アッパースクールに所属します。エクスカーションでは、13歳の学生(適切な場合)はアッパースクールの学生として扱われ、自由時間の特典を与えられることもあります。
Q: サマースクールに参加するための最小限の英語レベルは何ですか?
A: サマースクールに参加するための最小英語レベルはA2です。これは、活動やエクスカーションのリスク評価に基づいており、学生が最低限の理解力を持って、物流や指示を理解できることが求められます。
もし学生がA1の英語テストスコアを取得した場合は、その学生のコースやサマースクール全体での参加について相談するために、こちらからご連絡いたします。
【再掲】「トビタテ!留学JAPAN」の紹介(高校生対象)
文部科学省の留学支援制度の「トビタテ!留学JAPAN」には一定のテーマ設定もあり、申請手続きや留学の成果報告等の必要もありますが、条件をクリアすれば家計が助かるよい制度です。
在籍高校を通じての申請ですので学校側に条件や過去の実績などを照会して、サマースクールのために活用できないかを検討ください。
「トビタテ!留学JAPAN」とは
2013年から文部科学省が立ち上げた留学促進キャンペーンです。第1ステージ(2013年度~2022年度)に実施した海外留学支援制度「日本代表プログラム」においては約9,500人の若者が採択され、海外での多様な実践活動の経験を積んでいます。
2023年度からの第2ステージ(2023年度~2027年度)では、産学官をあげてグローバル人材育成の取組を強化しています。事業の柱の一つとして返済不要の奨学金を支給する「新・日本代表プログラム(5年間で高校生等4,000人以上、大学生等1,000人以上)」があります。
https://tobitate-mext.jasso.go.jp/about/
- 審査の観点:将来、「社会にイノベーションを起こすグローバル探求リーダー」として日本の未来を創る人材になれるか
- 対象:新高校1年生から
- 時期:現地活動開始が7/10以降のもの
- 条件など:家計基準判定あり(市町村民税を納付する自治体の課税証明書を取り寄せ、判定する必要があります)、留学テーマ設定あり
- 支援額:留学奨学金北米(14~31日間の例)※160,000円+留学準備金250,000円※家計基準内例
- 応募申請時期:2024/12/2予定~2025/1/23、新1年生のみ第二日程として、2025/4/1~4/21
- 募集要項:以下を必ず確認の上、学校によく相談ください。
https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/hs/
