「だいきのボーディングスクール日記」1学期の中間成績報告
こんにちは、ワーキングマザーのための受験留学アドバイザー・喜連川綾乃です。
Taborでは3学期制をとっており、10月後半に中間の成績レポートが出ます。
だいきくんの勉強の進捗について私の質問に答えて、とも子さんがレポートしてくれました。
成績の付け方について
グレードシステムとは?
以下の説明の図が一般的なグレードシステムです。私がTaborに転入する前の公立の高校でも同じでしたし、大学でも同様でした。
成績は、クラスでの参加状況、ミニテストの積み重ねでしょうか?
成績は仰る通り授業での発言、日々の宿題やQuiz (小テスト)Exam(Midterm、Final)の成績の総合です。
ですから日本のようにテスト前の勉強だけ頑張る程度や一夜漬けの勉強は通用しません。
しかしながらExtra Help(担当の先生に授業外で質問すること)ややる気や努力を加味して貰えます。
また、苦手な教科はAPやHonorコースではなく簡単なコースを履修してスコアをあげるなど工夫もできます。
実際の勉強について
英語での勉強は大変でしたか?慣れれば何とかやっていけましたか?
A:私の経験から、中二の英語を終了していれば日常生活の会話に支障はありません。しかしながらESLのない学校では通常の授業に最初からついていくことは困難であると思います。
だいきにも実際には相当な苦労があったと思います。最初の頃は課題や教科書の内容を全て翻訳していたようです。これは各科の先生から指摘があり、英語で読み理解するようにとアドバイスされました。
中間テストまでには歴史以外の教科はB以上の評価でした。
ちなみにアメリカの有名どころの大学を受ける場合はすべての教科の成績がA以上であることはほぼ必須だと思います。
9年生の成績はあまり評価されませんので来年からが頑張りどころではあります。Taborのアドミッションの先生も英語のレベルが低めの場合は高校1年生であっても9年生からの入学を勧めています。
楽勝科目と大変だった科目は何ですか?
A:楽勝科目というか唯一A評価だった教科はSpanishでした。Taborでは昨年まで留学生は英語が第二外国語ということで外国語の履修を免除されていました。(他の学校でも同様なところは多いと思います)しかし近年の留学生の英語レベルが高いため外国語の履修が必須となったようです。
どうして成績が良かったのか聞きましたが「言語は得意だから」というばかりでした。
確かに日本での得意科目は比較的成績が良く、心配していたEnglishの成績も想定よりも良かったです。(小学校の時から国語は得意科目でした)
得意科目でもやや成績が振るわなかったのは生物で、これは担当の先生から説明がありましたが生物は覚える単語が多いため語彙が足りないことが原因ではないかということでした。ですから来年の化学は語彙は問題なく、おそらく問題はないだろうと言われました。
一番苦戦していたのは世界史でした。これは想定通りでしたが(本人の不得意科目でもあり、日本で習った世界史は日本からの視点なので内容も異なりますので)これも語彙の問題やパワーポイントを使ったプレゼン形式の課題が多く、彼の英語力では先生の出題意図が正確に読み取れていなかったことと内容を理論的にまとめ上げるにはやはり英語力が不足していたからだと思います。しかし中間はD評価でしたが期末はC評価に上がりました。
周囲のアメリカ人、アジア人生徒、他留学生の勉強ぶりはどんな感じですか?
A:周囲の留学生はやはりレベルが高く、英語は母国語並みのレベルのようです。
しかし数学のレベルは大したことない、といっていました。
ですからやはり短期留学で帰国する場合は日本の学校授業、大学受験で数学に苦労するのだと思います。
先生の評価コメントについて
Taborには留学生支援のInternational Centerがあり、長年留学生と関わられた先生のご経験から「1月になれば授業についていけるようになる」と仰っていました。その通りなのかと思います。私も渡米して3ヶ月後くらいには「英語出来るな」と思った記憶があります(大いなる勘違いでしたが)
Ocean Week
Taborならではの授業
1週間ずっと海に関わる授業を行います。
だいきくんのクラブ活動報告
セイリングとアイスホッケー
全長35mのTabor BoyもSailingも同じ帆船ということでお互いの活動を紹介し合いました。
12月からのウインタースポーツはアイスホッケーを選びました。アイスリンクをはじめ様々な設備が整っています。
ちなみに母が在籍していたころバレーボールは不人気だったそうですが今は「ハイキュー!!」の影響で人気だそうです。