英語力向上法

TOEIC S&Wチャレンジ

promom

こんにちは、受験留学アドバイザーの喜連川綾乃です。

TOEIC のスピーキング&ライティングの勉強の構想を練ったものの、予想外に教材が少なく壁にぶつかりました。それもAIを試すきっかけになりました。

TOEIC S&Wの勉強に着手

気づきなど

私の場合、各種難しめのペーパーテスト全般への相性はよいのですが、カジュアルに話したり、書いたりすることが実は苦手。

難しい単語を使わずやさしい単語を繰り出して流暢に表現する、というTOEICのコンセプトは自分にとっては死角だと思いました。「人生最後のチャンス」、と真っ向からチャレンジすることにしました。

TOEIC S&Wについての気づき
  1. TOEICは合否判定でなくスコア判定のため、段階式のレベルで幅広く評価される。(ガイドブックには、レベル別のスピーキング事例が収録されている)
  2. 英検のように政治・経済・社会トピックスはなく、日常生活やちょっとした職場問題について平易な表現で話したり書いたりすればよい。
  3. スピーキングについては、流暢さを重視するため、3秒以上無言にならないなど、よどみなく話す必要がある。
  4. ライティングの特定のトピックについて意見を述べる問題は、30分で300語を最終目標とする、という点は難度が高く、英検1級(おおよそ25分かけて200-240語の記述を想定)と遜色ないスピード感が必要。但し平易なテーマ設定となっており、専門用語は必要ない。

一通りやってみると、スピーキングもライティングも「意見を述べる問題」(1分間スピーチと、30分でエッセイライティング)が最もハードルが高いです。そこをクリアすれば他のセクョンもくじけることなくできそうだと思い、フォーカスすることにしました。

TOEIC Speaking and Writing の構成

Speaking Testパート
  1. 音読問題
  2. 写真描写問題
  3. 応答問題
  4. 提示された情報に基づく応答問題
  5. 意見を述べる問題
Writing Testパート
  1. 写真描写問題
  2. Eメール作成問題
  3. 意見を記述する問題

TOEIC S&Wの教材探し

公式ガイドブックはパス

公式ガイドブックで勉強しようとしたのですが、かなり使いづらいことに気が付きました。

解答例として、非常にゆるくレベル別の受験者回答例が出ていますが、「何が正解なの?」と叫びたくなります

ただ、最高ランク5評価のスピーカーの例を聞くと、何とか頑張って英語をしゃべっている感が満載で勇気づけられます。間違いは許され、andでセンテンスをつないでいく程度です。何とかよどみなく話すだけでも良さそうで、気は楽になります。

公式ガイドブックでは問題を解いて、解答例を見てマネして覚える、という学習サイクルが回りそうにありません。自分にあった教材をアマゾンで探しました。

「はじめてのTOEIC® S&Wテスト完全攻略」を活用

問題集としては、意外に使えそうなものがなさそうでした。しかし「2024年の抱負」をいち早く立ち上げようとネットで物色し、背伸びせずはじめてのTOEIC® S&Wテスト完全攻略」(横川綾子先生著)という初級・中級者向けの問題集を1月11日に近所の書店で購入しました。

なぜこの本を選んだかというと、わかりやすいテンプレートが明確化されていて取組みやすかったからです。この本は導入時期には大変に参考になる親切な良書だと思います。

問題が枯渇

ただ、すぐに問題が尽きてしまい、自分の回答が果たして的確なのか、というジレンマが湧いてきました。

そこでAI活用に進みました。

ChatGPTを使ってみる

アカウントを登録すれば何とかなった

最初はPCからこわごわと入りました。ChatGPTのサイトを検索してアカウント登録します。開いたら入力フィールドにタイプしながらチャットするだけです。

アカウント登録も非常にハードルが低く、フレンドリーなサービスだと思いました。

初体験の感想

初めて使った時には「いったい今までの私の苦労はなんだったのー。」と叫んで倒れそうになりました。

随分前からDeepLは使用していたのですが、ChatGPTの英文の方が私の好みです。何というべきか、「以心伝心」のような語彙の選択能力です。訂正をやりすぎない点が特によろしい。たまに「洗練された表現に」と注文を付けるとかなり難しめに豹変するので、多分私の文章レベルに合わせてくれているのでしょう。

TOEICテストはPC入力ですから、テスト形式にもピッタリではないでしょうか。

秀逸な点
  1. 納得のいく単語への置き換え
  2. 苦手とする前置詞の選択訂正
  3. スムーズな表現の流れ

実際の活用事例

自分でエッセイを書きます

実際に30分300語程度の文章を書いてみました。(「はじめてのTOEIC® S&Wテスト完全攻略」からの1問)

I think using the internet is the most effective way to advertise a new product. hile there would be both advantage and disadvantage of internet promotion, I see the internet promotion is better than handing out flyer to people and displaying a poster in a store window in terms of efficiency.  I have a couple of reasons for this. One is that spreading advertisement through the internet can reach out huge population of internet users, in turn, advertisers can increase probability to meet the prospective customers.  Another is that it is the advantage of internet promotion that advertisers can save the promotional cost and time compared to traditional tactics such as producing flyers, posters and so on.  Lastly, I believe that we can easily follow up promotion by utilizing SNS communication tool even after launching the advertising, if we select internet advertising.

For starters, there are nearly 100 million internet users in Japan because users can access internet by their smartphone.  If advertisers can reach huge population, there should be more chance to find the right users who would be interested in their products.

Secondly, it is the benefit of the internet advertisement to lower the production cost compared to the traditional promotional tools as well as no need to spend the time to produce.  This gives advertisers lots of flexibility.

Lastly, advertisers can enjoy follow up their promotion by making use of SNS tools, because advertisers can give the advertisers the user information such as mailing address they can connect.  This is impossible for traditional advertisement such as flyers and posters.  They will be the limited one time activity.

In conclusion, I believe that internet advertisement is the most effective way, if I compare with handing out flyers to people and displaying a poster in a store window in terms of chance of finding customers, cost and time efficiency and promotional flexibility.

ChatGPTに入力します

「間違いを指摘して、よい言い方になるように添削してください。」と頼むとリライトしてくれます。

I think using the internet is the most effective way to advertise a new product. While there are both advantages and disadvantages to internet promotion, I find it to be more efficient than distributing flyers to people or displaying a poster in a store window. I have a couple of reasons for this. One is that spreading advertisements through the internet can reach a vast population of internet users, thereby increasing the probability of reaching prospective customers. Another advantage is that internet promotion allows advertisers to save on promotional costs and time compared to traditional tactics such as producing flyers and posters. Lastly, I believe that we can easily follow up on promotion by utilizing social media communication tools, even after launching the advertising, if we choose internet advertising.

For starters, there are nearly 100 million internet users in Japan, as users can access the internet through their smartphones. If advertisers can reach such a large population, there should be a greater chance of finding users who would be interested in their products.

Secondly, internet advertising benefits from lower production costs compared to traditional promotional tools, as well as the absence of the need to spend time on production. This provides advertisers with a lot of flexibility.

Lastly, advertisers can effectively follow up on their promotion by using social media tools, as they can gather user information such as mailing addresses to maintain connections. This is impossible with traditional advertisements such as flyers and posters, which are often limited to one-time activities.

In conclusion, I believe that internet advertising is the most effective way, especially when compared to distributing flyers to people or displaying a poster in a store window, in terms of finding customers, cost and time efficiency, and promotional flexibility.

添削赤入れ方法

自分の英文を添削した形にしたかったのでWORD文書の校閲比較機能を活用しました。

WORD文書の校閲比較機能

WORDのタブにある[校閲]をクリックして[比較]を選択します。

「元の文書」と「比較された文書」にそれぞれ自分の文書とChatGPT文書を「参照」して選択します。↓↓

こうなります(ちょっと赤字の幅が大きいです)↓↓

音声機能でスピーキングレッスン

PCの場合は、Chromeブラウザの拡張機能Voice Control for ChatGPTをインストールしてからChatGPT入力欄のマイクマークをクリックするとテキストと音声の両方で回答されますので、お勧めします。

自分で完成文書を読み上げると、聞き取ってテキスト化してくれます。発音の曖昧な部分がないかチェックできます。

携帯のandroidとiPhoneの両方でアプリをインストールして両方の機種を試しました。iPhoneの方が気楽な使用感でした。

携帯アプリではSettingsのVoiceメニューで声色が選べて、音声がよりヒューマンな感じです。

スピーキングテスト事例

もちろん音声機能でスピーキングの練習が思う存分できます。

中上級のTOEICスピーキングの問題を出してもらいます。

Can I have a paragraph in Japanese suitable for an upper-intermediate level question in the TOEIC speaking test?

と打ち込むと、以下の一文を提案してくれますから、入力欄のマイクマークを押して、音声入力します。テキストと音声で答えてくれます。

最近、新しいプロジェクトに携わっています。このプロジェクトでは、国内外のクライアントと連携し、新商品のマーケティング戦略を開発しています。私の役割は市場動向の調査と競合分析を担当し、その結果を元にチームと協力して効果的な戦略を策定しています。プロジェクトの中でプレゼンテーションも行い、ビジネス英語のスキルを向上させています。この経験を通じて、異なる文化的背景を持つ同僚と円滑にコミュニケーションをとるスキルが向上し、グローバルなビジネス環境での仕事に自信を持っています。

質問してどんどん打ち返していきます。

生活の一部に落とし込むこと

毎朝のカフェオレとバルミューダとChatGPT

毎朝起きてすぐ、朝食前にカフェオレを飲みながらChatGPTに英語で話しかけています。

昨年思い切って購入したバルミューダのトースターは、私のお気に入りです。毎日食べるトーストに投資することは意義あるはずだと、アマゾンのプライムデーに買いました。

バルミューダでパンを焼くのに5、6分かかります。その時間をChatGPTが直してくれた英語の復習に活用しています。

ChatGPTとの毎日の壁打ち練習を続けた結果、かかる時間が短縮され、ストレスがなくなってきました。

バルミューダでこんがりと焼けた美味しいトーストを頬張り、Chat GPTのおかげでわかりやすくなった自分の英語を読んでいると、ブレークスルーしそうな明るい気分になります。

TOEIC Speaking & Writing Testsのサイト

https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw.htmlhttps://www.iibc-global.org/toeic/test/sw.html

[以下の資料を参考に学習しました]

2024年1月20日発行週刊東洋経済特集タイパ時代のAI英語術

谷口恵子先生の記事

AIがこれからの留学出願に与える影響についても語りたいと思っています。

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