海外トップ大学進学その2.母としてサポートしたこと
こんにちは。受験留学アドバイザーの喜連川綾乃です。
「海外トップ大学進学」シリーズその2では、何かと難しい海外大学受験を突破するため、私が母として行ったサポートについてご紹介します。
海外大学受験のふりかえり
海外大学進学を選択する難しさ
まず海外大学進学を選択すること自体が難しいのではないでしょうか。海外大学受験は親子ともども負担が大きいものです。受験プロセスが日本とまったく異なりわかりづらく、情報があったとしても経験がないと実感が湧きません。
出身高校によってはただ一人だけ海外大学進学を選択した、という方もおられます。また、家族で賛否が分かれることもあるようです。
私は海外大学進学もメリットばかりではないと思い、なおさら「アイビーリーグ」のブランドにこだわりました。
アイビーリーグ受験には明文化された合格基準がありません。「ドリームスクール」レベルの位置付けのため合格確率が出ない領域なのです。
開成生でも海外のトップ大学進学に照準を絞ったものの満足行く結果が得られず、浪人して東大に入学する生徒もいました。実際に体験してみると、基盤となる実力と英語力、課外活動で成果を上げるような大志が備わった上で、受験戦略の優劣が合否を分けると感じました。
母親のサポートが必要な理由
では、外部の受験塾頼みで事は済むのでしょうか?
我が家や周囲のお母さんを見ていると任せきりではうまく行かないようです。海外大学出願は全人格勝負です。傍観者ではない母親ならではの一歩突っ込んだサポートが必要な場合があります。そもそも受験コンサルタントとの相性が問題になるケースもあります。
息子の場合でも、コンサルタントとの対話だけでは問題への突っ込みが不十分なケースも見られました。私はコンサルタントとは面談を行い、よく意思の疎通を図りました。
母としてサポートしたこと
遠巻きに見守りながらも、以下のような重要点で口を出しました。私のサポートの中で実際に合否を分けたと思えるのが課外活動のテコ入れです。
また、中学受験時ほどベッタリではありませんが、精神的なサポートとして「正しい方向に向かっているよ、いつもついているよ」ということを伝えていました。
- 息子に合う海外大学受験の専門塾を見つけたこと
- 課外活動のテコ入れを行ったこと
- Financial Aid申請を止めたこと
- エッセイの補強をしたこと
次回は、海外大学受験の塾探しについて具体的にご紹介します。