2024年度英検1級二次試験合格!2週間でできるスピーキング対策
こんにちは、ワーキングマザーのための受験アドバイザー・喜連川綾乃です。
10月6日の一次試験の合格通知が10月28日に届き、2週間後の11月10日に二次試験(スピーキング)がありました。
面接では緊張し、「自信がある」とは言いづらい出来でかなり不安でしたが、結果は「合格」でした。
落ちなくて本当に良かった、と思います。
スコアは前回よりも少しダウンして、7割ちょっとの合格ラインぎりぎり。「滑り込み」セーフというところです。
「私がどうして合格できたのか?」という振返りが「英検にとにかく合格したい」という方の参考になれば幸いです。
2週間でできる勉強方法
毎日すこしずつ頭にインプット
旺文社「14日でできる!英検1級二次試験・面接完全予想問題」を購入し、毎日少しずつ頭にインプットするように読みました。直前になってスピーチを試したものの、問題集の「モデルスピーチ」のようには行かず、焦りました。
対策の観点
「モデルスピーチ」そのままに話すことを目指して「暗記」するのではなく、臨機応変に「とにかく話すこと」が大事です。
- 「トピックス」類型をつかんで、その類型に対応した「キーアイデア」=コンテンツを仕込んでおくこと
- 英検は本格的な面接形式のため緊張します。「トピックス」を出された時に、「キーアイデア」に紐づけて最低限のコンテンツが頭に浮かぶようにしておくこと
試験当日
本番の面接
先着順で教室に通されて、順番に面接室に呼ばれます。早く行けば待つ必要がありません。
面接の流れ
面接委員は、日本人とネイティブイングリッシュスピーカーの2名でにこやかに挨拶してくれます。
出題内容
ショートスピーチ
問題集そっくりのものが並んでいました。5問全部検討せず、問題集で見かけて自分が話しやすそうな「サイバーセキュリティは必要だと思うか」というようなテーマを選択しました。問題集の「キーアイデア」を参考に”cyber crime”についてひととおり話しました。
英検の1級は本格的な面接なので、誰でも緊張すると思います。得意な「キーアイデア」を自分の言葉で首尾一貫して話す方がよいと思います。
付け焼刃で話そうとすると頭が真っ白になり立ち往生してしまい、失点するのではないでしょうか。
質疑応答の内容
ショートスピーチ後の質疑応答については、前回よりも質問が高度でした。
前回も思ったのですが、面接委員は、それなりにスピーチ内容に関心を持ってくれて、聞きたいことを素直に聞いてきます。思っていることを自由に話した方がよいです。
明らかなミスは失点なのでしょうが、適度に時節の話題を入れるとプラス評価されるように思います。アメリカ選挙のことを言及するかは迷いましたが、勢いで話しました。
個人でサイバー犯罪対策をすることは難しいから、国家で対策を構築することが大切、企業はランサムウェアなどで莫大な被害にあっている。
それはどちらかを選べと言われれば難しいけれども、昨今のアメリカの大統領選の混乱ぶり、社会の格差問題などを見ても、非常に危険を感じるので、現時点では安全保障が重要だと思う。
まずは、サイバー対策の省庁を設置する組織化が必要
合格のコツと振り返り
「英語を使ってコミュニケーションできるか」
- ショートスピーチのトピックス事例は、旺文社「14日でできる!英検1級二次試験・面接完全予想問題」でじゅうぶんだと思います。
- ショートスピーチは問題集の「モデルスピーチ」の半分か3分の2程度しか話していませんし、質疑応答も開き直って自分のレベルで話しました。
- ネイティブスピーカーの言っていることが分かり、質問の意図を外さず、自分が言いたいことで打ち返すように相手に伝えようとする姿勢がコツです。
- 私の友人は帰国子女でバイリンガルですが、話す量が足りなかったために不合格になっていました。英語力だけの問題でもなく、「英語を使ってコミュニケーションできるか」を見られているように思います。
- 適度に専門用語を織り込むと、ネイティブスピーカーは感心してくれるようです。自然に出るように普段から英語ニュースに接することが有益だと思います。
受験勉強は大変
自分へのご褒美
今回は「自然体で行けそう」という安堵感を得たことが何よりのご褒美でした。受験勉強は何事であれ大変だと改めて感じました。
次回はモニター参加で、緊張せず受験したいと思います。
皆さま、これからも一緒に頑張りましょう!