中学受験

中高一貫進学校へ進学する皆さんへ「グローバルリーダーを目指そう」

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ワーキングマザーのための受験留学アドバイザー・喜連川綾乃です。

中学への進学を決定した皆さんは、4月からの学校生活に備えて学生服も誂え、胸を膨らませているのではないでしょうか?東京は桜の開花が遅れ、満開予想は4月4日です。今年の入学式を待ってくれているようではありませんか。何と幸先良いことでしょう。

これから中高一貫進学校へ進学される皆さんにどうしても伝えたいことがあります。

グローバルリーダーを目指そう

自信を持とう

最近、超難関中高一貫進学校生のお母様からご相談をいただきました。そこで自然に出たのは「グローバルリーダーを目指しましょう」というアドバイスです。

国際学力調査「PISA」ではOECD加盟諸国37か国中、日本はトップレベルです。さらに日本の中高一貫進学校生は中学受験で学力が相当鍛えられていると考えています。

子どもの国際学力調査 日本は順位上昇 世界トップレベルに

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231205/k10014278531000.html

中学受験は過ぎ去った辛い思い出かも知れませんが、その勉強は世界トップクラスの論理的思考力や読解力の確実なスキルアップになっているはずです。12歳までに身に着けたスキルは今後の人生で得難い資産になるはずです。

柳沢前校長の言葉「開成生は世界一の集団」

例えば開成の柳沢前校長の現在の開成の国際の礎を築いた方ですが、「開成生は世界一の集団」と言っています。

東大に飽き足りなくなった開成は、ハーバード大学を目指します。最近は、ハーバードに入るために開成に入るという生徒もいます。

私が卒業式で彼らに言うのは、「君たちは18歳の集団としては世界一の能力を持っている」ということ。私はハーバード大学で教鞭を取っていました。その経験から感じるのは、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の新入生と開成生を比べたら、開成生の方が遙かに優秀である、ということです。もちろん、生徒個人の能力の高さもありますが、開成で過ごす6年間で彼らの「世界一の能力」が培われると感じています。

開成の学生は世界一、ハーバードよりも優秀

https://toyokeizai.net/articles/-/11766

グローバルに生きることを支援するという親の役割

急速にグローバル化が進む現代では子供がグローバルに生きることのできる素養を身に着けることを支援することが親の重要な役割になると思います。

子供たちの世代でグローバル化の波をかぶらない人生はないのではないでしょうか?

海外研修やサマースクール体験などで早めに眼を開く機会を与えることも大切です。子供は親の思うようにはなりませんが、子供は子供なりにグローバル化に対応する必要性を頭で理解すると思います。

中学受験の意義

「中学受験を考えたらまず読む本」にはない視点

日本経済新聞出版社の「2024年版中学受験を考えたらまず読む本」を読んでみました。

専門家が中学受験の意義を解説されていますが、どなたも中学受験が海外留学につながるメリットを述べていません。

難関校の受験算数は論理的思考力の試験とも言えますから、12歳くらいの頭の柔らかいうちに集中して鍛えることは意義があると思います。この点エスカレーター式の学校で中学受験も高校受験もしない場合、地道に学習する必要があるかも知れません。

アメリカの場合、高校レベルでも大学レベルでも出願時には標準テストで論理的思考力を問うようなMATHセクションがあります。中学受験を突破して、中高一貫進学校の中学レベルで数学を取りこぼさなければ、まず困らないのです。

詰め込み式は問題か?

ストップウォッチを持って勉強するような中学受験勉強はまさに詰め込み式ですが、何か能力の成長を阻害するかというとそうでもないと思います。

開成生は想像性に満ちています。

ピアニストの角野隼人さんは開成から東大に進学して後に、ピアノの道を選んでいます。角野さんは東大の専攻分野でも大変に優秀だったということを開成関係者から聞きました。

ぜひ、中学で新しい仲間や先輩の刺激を受けて、将来のグローバルリーダーを目指して欲しいと思います。

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